ドール職人のドールライフと日常を綴る日々。

恐らく興味の無い方にはん?なお話で申し訳ないです。

が  人形を愛好し、尚且つ作る側としては資料が少ないのも
現実なのでここに記そうと思う。

私がグラスアイの作り方を模索し始めたのは
2013年ごろ。
初めて見つけたのはスワロフスキー社製カボションで
アクセサリーを製作する作家様が開いていたサイトにて
ブルーのグラスアイを入れたプーリップのホリーを
見つけた時だった。

どうやって作るのかが本格的に見えてきたのは
羊毛フェルト作家で私のブログリンクからも
可愛くて凝った作品を発表なさっている
またたびちとさんが書いていらした考察記事だった。
まさに 求めよ、さらば与えられん。
彼女がいるおかげでグラスアイの話や情報交換が
出来ている。

で、今に至るわけだが
現在、スワロフスキー社製グラスカボションは廃番になり、
代替商品がもしなければ、グラスの目は供給できなくなるんだなと
思っていた矢先、
日本よりドール産業がなんだか活発というか
偽物、コピー品、リキャスト製品が横行している中国韓国製の
グラスカボションがAmazonで安値で入手できるようになった。

今の日本では型落ちのプーリップはよほどの人気商品でなければ
1万円を超えて売れることは稀であるくらい下火であるし
企業の努力や戦略としても後手に回っているので
国内製のブライス(特に精巧にカスタマイズされたもの)が
高価で取引されている。
つまり、12ミリアイの需要は先細りである。
もしもブライスドールへのアイを作るのであれば
14ミリ、そしてギミックによって4種類のアイの色に
変更可能な作りのために厚みがないタイプの
レジン製のアイくらい薄いグラスの入手が必須である。
う~~~~ん、
こっちも多分あんまり需要はないなぁ。

なので、私も他社のドールヘッドの彩色をしたりしているわけ
だがグラスアイに関してはちょっと残しておきたかった。



23434.jpg

サムネで申し訳ないのだけど現在手持ちにあるアイと
グラス素材。

横からの比較画像も掲載したかったのだけど
ドーム状の半球面に周りの様子が映り込んでいるため
正面のみの比較でご勘弁。

右からレジンアイ、
アクリル製アイ
3番目からグラス製になり

全て約12ミリで
厚さ 5.6mm Dophee製
    5mm スワロフスキー社製
    4mm Dophee製
    3.5mm 国内手芸店で購入したグラスカボション※
左端がプーリップのデフォルトアイになる。

というわけで、7種類を取り扱っている。
手持ちで作成したものを見本で並べてみたけど
グラス独特の屈折、キラキラ感が厚みによってかなり
変わってくる。
※のアイに関しては作成時に
瞳孔部分の拡大率を考慮に入れながら作成する
必要はほとんどないくらい屈折率が無い。

顔料は
参考画像のアイはアクリル水彩。
そのほかにも水彩色鉛筆、油性筆ペン、
効果的だと思った顔料なら何でも採用する。
アイリスの描画に関しては昔イラストを描いていたので
その延長線上で、なおかつ美麗な絵師さんたちの
ハウツー画像を参考にしている。

アイの光彩描きには紙の密度が高い
イラスト専用のケント紙を使用。

瞳孔の下書きをした後、アクリル塗装の場合
造形村専用パレットに顔料の乾燥を遅らせる
専用のリキテックスのメディウム剤を混ぜてゆっくりと行う。

薄い基本色から乾燥しては足しを繰り返してから
光を入れていき、接着する。
瞳孔のずれが嫌なので、時間はかかれど
ゆっくり硬化する素材を使用。

乾燥した後で瞳孔がずれていたり気泡が入っていたり
基本的に瞳孔の大きさが違うなど、左右対称ではないものに
関しては容赦なくボツにする。

アイ作りにどこまで需要があるのかは
本当に未知数だけど、
プーリップは作らなくとも地元で出品する際に
お試しで出品してみようかなとも思っている。

以上、つらつらと書いたが
どなたかの少しの便利になれば幸いです。





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[2020/03/16 00:00] | ドール
|

今は40cmから50cmのドールのメイクを
色々試しているのですが、
昨年、カスタムコンテスト用に作って
実質ポシャったプーリップも何とか
しないとなぁ…で、
作っています。

初挑戦した羽毛のウイッグは意外に
イメージ通りに出来たと思います。

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[2020/03/10 16:24] | ドール
|

久しぶりの更新。

私のドール生活にもいろいろ考えることがあったり
発見があったり、
やっと、見直すことや一から始める気になったので
なんかちょっとまとめて書けるかな、と。

私は子供のころから人形が友達代わりだったので
このご縁が消えることはないから大丈夫だと、
前回コンテストでご一緒したイギリスのドール作家さんと
話していた時に言っていたんだけど
ざっくりと私が電池切れになった理由を話すと

この度のプーリップ関連のイベントで
10月中旬にカスタム出品依頼の招待メールが
突然送られる

その日のうちに承諾メール送信。

納期が11月20日必着だと告げられるのと、
応募者多数だとお断りする場合もある旨グルーヴより返信。

展示品は 展示品なりの作品作りをしているので
素体、衣装用素材を確保。
11月、製作開始。

送付期限1週間を切ったときに、
ハイ落選お断りですメール。
全ての製作がパアになる。
私のモチベーションもゼロになる。

コンテスト記事が上がって、エントリー作品を見たら
一部ネットでもちょっと話題になっていたが
明らかに服と素体を別個で調達した作品が掲載される。
海外作家でも自分の作品がコピーされたものが出品されていると
憤慨している人が存在。
さらにガックリする。
人形を愛するのと売るのは同じではないのだね。
SAOのアスナ、服以外全然似てないよ。

今に至る。

G社のスタンスとしては
作家のモラルまで知らんがな状態だったのだろうけど、
対応が遅すぎる。
以前大阪で作品展示の設置が間違っていたので
それを指摘をしても
「そこまで手が回らないんで」
って言われたことがあったので
本当に他社に比べるといっぱいいっぱいで
企画してるんだろうけど…。


その後じっくりと、
自分は何をやりたいのかを考えたり
オリジナルのヘッドを販売することにした作家さんに
励ましてもらったり、
正規品の海賊版ドールが出回っている問題で
(Amazonですごいやっすい値段でふつうに販売されている!)
プーリップやブライスも他人事ではない事を知って驚愕したこととか
色々ぐちゃぐちゃしていたんだが、
その間 
息子たちと漫画家さんの原画展や
ボークスやアゾンのショップを見て回ってたら

自分、やっぱり人形が好きで顔を作りたいんですよ。
気が付いたら造形村の彩色グッズを買っていたし
原画展でいらっしゃった漫画家さんに教えてもらったおかげで
画材がなんか増えてるし。
実に四半世紀ぶりにGペン握りましたわ笑。
漫画は多分、もう描けないと思うけど。

上のぼーずの
「自分のスキは誰にも傷つけられない」
と、言ってもらったことと
今日オビツのちょっと大きいお嬢さんの素体が届いたので
又自分の創作の幅を他にも求めてもいいんじゃないかと
少し気持ち持ち直している。

来年、どうなるかわからないけど
可愛いお顔の造形が出来るのかどうかわからないけど
もうちょっとあがいてみようかなと思っている。
引き続きドールアイはアクリルメインで手描きで
作っていたので、在庫がある程度枯れるまでプーリップは
カスタマイズ販売予定だけど、先はわからない。

今はパラボックスの年末セールでポチった妖精さんヘッドの
小さいさんが来るのが楽しみだなぁ…。






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[2019/12/17 22:36] | ドール
|

今は麻の葉柄の布と市松模様の端切れをさがしつつ
ドールを自分用に作ろうともくろんでいます。

「鬼滅の刃」のネズコちゃん。
最初アニメを見た時から
「あ、プーリップ造形いけるかも。」
まぁ、著作権があるのであくまで個人用ですが、
すでに素体は選んでいてメイクの下書きは
済んでいる。
あ~嵐山電鉄の鬼滅コラボ行きてぇ~~~

ネズコフェイス作成と同時進行で昨日出品。

彼女は最初マントだけだったんだけど
撮影しているカメラ越しに

「共布でボンネット作ったらもっと良くない?」

と 頭のどこかで感じたんで急いで
布を引っ張り出してミシンでガガガ。
レース付けが楽しいけれど、
ジュモーのファッションドールが被ってるような
飾りがこう、精巧におしゃれについてるボネを
いつか作りたい。

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今回はアイホールを大幅に削って文化人形っぽい幼女を
目指していたんだけど、好みがわかれるだろうなぁ・・・
ブライスアイをディーラーさんにお願いして作ってもらった
ホログラムの蝶が浮き上がるサファイアカラーの大好きな目。
うるっと感が出て美しいのです。

i-img675x1200-1568297435qrzoqn769625.jpg

今回から海外のバイヤーさんから勧められて
海外客専用バナーを採用したんだけれど
見てもらえるかな…?

良き出会いがありますように。




[2019/09/13 15:35] | ドール
|

久しぶりな更新。
ちょっと微熱が続いていて、
少し意識を集中して
ブログをまとめる作業が後回しになってしまっている現状。
出来る時にやっとかないとね。

本当は手放すのをためらった彼女、
海外のお客様の元へ里子で旅立ってゆきました。

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アイは失敗したと思ったら綺麗だった偶然の産物だったので、
この色はもう出せないだろうなぁ…
20190906144327b5a.jpg

次回のドールのためのアウトフィットは
仮縫いまではすすんだのでミシンと手縫いだな。

ガーゼ地のドレスを作るときは端処理と目をそろえて
縫うのが大変苦労するので、
スプレーのりでパリッとさせてから作業するのを
おススメします。

アクセサリーとかデザイン画を描くときに
ぼーずが多分お母さんの役に立てると思うよと
置いて行ってくれたアナデンやその他原画設定画集が
おかげで見ててとても楽しい。
動きのあることを意識した衣装デザインが多いので、
それをいかにおとなしいお人形さん服に応用するのかが
ポイントにはなるけども。








[2019/09/06 14:41] | ドール
|