ドール職人のドールライフと日常を綴る日々。

今は麻の葉柄の布と市松模様の端切れをさがしつつ
ドールを自分用に作ろうともくろんでいます。

「鬼滅の刃」のネズコちゃん。
最初アニメを見た時から
「あ、プーリップ造形いけるかも。」
まぁ、著作権があるのであくまで個人用ですが、
すでに素体は選んでいてメイクの下書きは
済んでいる。
あ~嵐山電鉄の鬼滅コラボ行きてぇ~~~

ネズコフェイス作成と同時進行で昨日出品。

彼女は最初マントだけだったんだけど
撮影しているカメラ越しに

「共布でボンネット作ったらもっと良くない?」

と 頭のどこかで感じたんで急いで
布を引っ張り出してミシンでガガガ。
レース付けが楽しいけれど、
ジュモーのファッションドールが被ってるような
飾りがこう、精巧におしゃれについてるボネを
いつか作りたい。

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今回はアイホールを大幅に削って文化人形っぽい幼女を
目指していたんだけど、好みがわかれるだろうなぁ・・・
ブライスアイをディーラーさんにお願いして作ってもらった
ホログラムの蝶が浮き上がるサファイアカラーの大好きな目。
うるっと感が出て美しいのです。

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今回から海外のバイヤーさんから勧められて
海外客専用バナーを採用したんだけれど
見てもらえるかな…?

良き出会いがありますように。



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[2019/09/13 15:35] | ドール
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久しぶりな更新。
ちょっと微熱が続いていて、
少し意識を集中して
ブログをまとめる作業が後回しになってしまっている現状。
出来る時にやっとかないとね。

本当は手放すのをためらった彼女、
海外のお客様の元へ里子で旅立ってゆきました。

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アイは失敗したと思ったら綺麗だった偶然の産物だったので、
この色はもう出せないだろうなぁ…
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次回のドールのためのアウトフィットは
仮縫いまではすすんだのでミシンと手縫いだな。

ガーゼ地のドレスを作るときは端処理と目をそろえて
縫うのが大変苦労するので、
スプレーのりでパリッとさせてから作業するのを
おススメします。

アクセサリーとかデザイン画を描くときに
ぼーずが多分お母さんの役に立てると思うよと
置いて行ってくれたアナデンやその他原画設定画集が
おかげで見ててとても楽しい。
動きのあることを意識した衣装デザインが多いので、
それをいかにおとなしいお人形さん服に応用するのかが
ポイントにはなるけども。








[2019/09/06 14:41] | ドール
|

先週我が家に最強兵器シンガーさんが到来。
自動糸調子って、快適~~°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
しかも縫い目が薄くても綺麗。
もうチュールも怖くない。

次はガーゼ地で何か作る予定。
楽しい楽しい。

で。
今回販売したのは彼女「常夏」。
その昔は撫子の花の名前だったようです。
源氏物語の夕顔が常夏の女と、頭中将が語っています。
作業しながらずっと聞いてたのは好きなスマホゲーム・
アナザーエデンの時の忘れ物亭などの曲でしたが
初夏に涼やかな髪の色の彼女。
今回は幼さを出したかったので、
ブライスほどではないけれど、アイホール含め
全体的に削っています。
鼻を丸めに削って、口角周りを少し唇が小さくなるように。

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サーキュラーという丸い円で作るスカートのアウトフィット、
丸い曲線を縫うのは苦労した…

いい親元さんにめぐまれるといいなぁ。


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[2019/06/13 21:37] | ドール
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最近に限ったことではないけれど
販売ツールになる国内のオークションサイトの説明文などを
見ると
ドールの作家自身が

「転売禁止、よそのオークションで売るのも厳禁。
守られなければ取引しません!
一生大事に手元でかわいがってください。」

と 表記されたものを散見する。

その気持ち、めっちゃ分かる。
作って送り出したドールが後生大事に
幸せにオーナー様の下で癒しの存在であるように
願ってやまないのは
作り手もその子が好きで作ったからだ。


だけどね。
思うのと 言うのとでは
作り手と貰い手とでは
大きく思い入れも人形を扱う動機も
違うのですよ。
海外の作家さんではあんまり見ない文面である。

そしてそれらはきっと、
もうどうしようもできないものだと、
どこかで自分の中で線を引かなければ
カスタム人形を流通にのせることはしないほうが
精神衛生的にいいのではないかなと
最近は個人的に考えている次第である。

例えば
今自分が生まれた時に買ってもらったという
内裏雛
リカちゃんハウス
父親のおみやのフランス人形
ばーちゃんがお土産に買ってくれた
JALのスチュワーデス人形

今 残念ながら どれも手元に無い。
多分最初に生まれた女子だったから
親戚筋に私の意思とはかかわりなく
もらわれてったんだろうなぁと思うけど。
どこかで他の誰かが喜んで手にしてくれていたら
その人形も幸せだろう。

今私は日本人形玩具学会の一員になり、
研究誌や先輩方のお話を聞くにつれ
『今ある人形をどう遺していくのか』
を 模索している。
売る、作る、愛でる、全ての人形をめぐる分野で
活動している人たちの共通の懸念である。

そこで 
先述した意識的に売る側が強く限定しても
果たして人形は残るのだろうかと考えたら
私的にはNOである。

主役より後ろの職人が我を強く出しすぎたら
愛好者への邪魔、足枷になるのではないかと
常に思うからである。
もはや面倒になって
決してお安い値段ではないドールを気楽に買えなく
なってしまう人もいるのではないかと危惧している。
そうなってくると、本末転倒である。

だから、どれだけ手元に残して大事にして
欲しくても 
私はそこら辺の事情は貰い手の
手に渡ったら任せようと思っているから
わざわざは書かない。

本当に私自身が思い入れがあって残してほしい子は
下の子が引き受けて保存すると申し出てくれているので
はなから売りに出さないでいる。
彼の言葉のおかげで私は割合のびのびと
製作に打ち込める。
ほんとにありがとう。

色んな世界を渡り歩いて、何百年の歳月を経て
海外から日本に戻ってくる返礼人形もたくさんいる。
多くの人の手に渡るからと言って、
その人形の有様が不幸になるとは限らない。
何を見てどう帰ってくるのかまで
作り手の私がすべて支配しようなんて
作者の傲慢のような気もする。

もうすぐドールに関わるようになって9年、
私の手元にはすっかり分厚くなったお客様へ
お送りした際の宅配便の送り状が束になっている。

100年経って、
1体でも私の作った人形がどこかで残っていたならば
こんな幸せなことってない。
ものすごい野望なのだが
最近は そう思う。








[2019/05/27 21:44] | ドール
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多分この子が平成最後のドールになると思う。
日本人形玩具学会の先輩会員さんとも話してたのだが
現在ドール関係の産業は全般的に力がない。
古典の人形の今後の保全も気がかりである。

彼女たちと、それを愛してやまない職人や
愛好家に優しい世の中になることを切に望む。

昭和の時代が崩御により年明けに終わった時、
喪に服した我々の街は真っ暗だったけど
次の時代は少し寂しいながらも晴れ晴れと
顔を上げて去ろうとしている。

今までの両陛下のお働きを感謝したい。



[2019/04/30 13:02] | ドール
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