ドール職人のドールライフと日常を綴る日々。
何故今日遅筆の私が
いくつも記事を上げているのかというと、

旧館、以前ぽぇ誕生からここでのブログ開設までを綴った
記録が予告無しに閉鎖の憂き目を見たからである。
連絡ぐらいあってもいいものをν

だからせめて、
今後は記憶の片隅にある記事を再投稿しようかと思う。
少しずつ。んで、USBメモリに保存。

今回は幸い残っていたミクシでのレビューを
再掲載した。
あんなん2度と書けないと思うから。

そして、
もうひとつの困ったこと。
「どうして持って帰ってきちゃったの!?」

「いや、
どうしても断りきれなくて・・・」

「どーするのよ、
どうせあなたはほってらかしで
いっつも私が面倒見ることになるんだから!」

「ぼーずに頼んだらええやん、なぁ・・・」

「イチゴの苗も結局私が世話しました!!」


さて、
夫がもらってきたのは
子猫でも仔犬でも最近生息が発覚した野良アライグマでもない。

実家のお義母さんから夫が断りきれずにもらってきた
のはミニ白菜の苗である。

正月の料理用に年末に分けてもらう話が
急遽育てることになってしまった。

「話がちがーう!」

今我が家のベランダはイチゴが大繁殖で
ぼーずくんの小学校に株分けしてもまだわらわら
勢いが止まらない。
葱が肩身が狭そうに生えているところにシソまでいる。

このムシ嫌いな私が。

今新しいプランターにはちょん、と
白菜の株が2株並んでいる。

果たして
お正月料理に使っておしまいに出来るだろうか。。。


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[2010/11/24 18:32] | 日々雑感
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  『ライナスの毛布』という言葉がある。
アメリカの漫画『Peanuts』
(おなじみスヌーピーですね)の登場人物・ライナスがいつも毛布を手放さず、
大事に持ち歩いていることがその由来である。

何か触り心地の良いもの、
たとえばタオルや抱き枕やお気に入りのぬいぐるみを持っていないと眠れないというのは、
大人の方でも多いのではないだろうか。

心理学上では『セーフティ・ブランケット』と言い、
それらの行いが
『常に無条件に安心感を与えてくれる代理母』的な役割を果たしているのだと考えられている。

私事だが、
実はうちの上の子もそのライナスの毛布的なものを赤ちゃんの頃からずっと持っているので、
この本の存在を知った時に興味を持って図書館で借りて読んでみたのだ。


本作品ではジェインと言う女の子の成長の過程がとても温かく綴られているが
(社会派の戯曲家・ミラーが絵本を出版しているのにもビックリさせられた)

彼女も赤ちゃんの時からずっと愛用している毛布
(彼女のいう『もーも』)がなければ眠れない。

お話のなかでジェインは成長し乳児から幼児に成長していくのだが、
赤ちゃん用のその大事なもーもが
彼女にとって古く、どんどん小さくなって、
新しい毛布を買ってもらっても、彼女はやはりその小さくて古いもーもを抱いて眠るのだ。

ところがある日、そのジェインの大事なもーもを
小鳥が巣の材料にするためについばんでしまい…

この先は、是非子供さんと一緒に読んで欲しいなと思う。


お話を読んだ後、

子供は
「今自分はどこまで大きくなったのかな?
」と、思い

親は
「こんな風にわが子の成長を一緒に喜んであげられたら素敵だな」

と、それぞれがほのぼのとした気持ちになれる良書である。

[2010/11/24 18:10] | レビュー
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私個人としては、
この作品には読むたびに深い感慨と新たな発見を与えられている。
描画、語られる言葉の突出した美しさは発表されて20年近くが経過した今もなお、色あせることがない。

人というものの存在。
その魂の柔軟さ、測り知れない可能性(登場人物・葉月の表現を借りるならば『予感』)。
そして単なる謎解きに留まらない『夢』という存在が人にあたうるものの不可思議さ。
そして、ある種の夢見る人達の傍に横たわる生と死。
それを見守るしか術のない人々の戸惑いに似た感情の機微を、実に見事に表現している作品である。

万葉集や漢詩の引用が挿入され、思想的には仏教寄りなのかもしれないが、あくまでも宗教は埒外に位置づけて描かれており、どこかしら古典SFの趣がある(たとえば、J・フィニィの『クルーエット夫妻の家』など)。

さて、主人公・ヒューが見続けているひと時代前の家の夢のシーンから物語は語り始められる。

彼はデザイン事務所で本の装丁を手掛けている一見ごく普通のフランクな青年だったが、時折通常覚醒時に金木犀の木の幻影を見ることがあった。

やがて彼はその夢の中で作品のタイトルにもあるLiddel(ダブル・ミーニングで『なぞなぞ』の意味もある)という少女と出逢い、ある事件をきっかけに彼女と家を実際に探し求める旅に出ることとなる。

話の冒頭で長い放浪の旅から戻って再会を果たして以来、結果的には戸惑いながらも最後まで彼と行動を共にすることになる本作品の語り部的存在で故郷を持たないウラジーミル

ヒューを愛していながらも
自分にとって異質で、彼と共有することは出来ない何かを直感的に感じ取り、寂寥感を募らせる一方で、
その出逢いによって自身の人生を大きく転換させることとなったデザイナーのヴィ

作品の中で、数々のキーワードやインスピレーションをウラジーミルに与える存在であり
単なるナチュラリストではなく、地球環境と精神領域を含めた人の持つ力との調和の可能性を探求している日本人留学生葉月

その他、数々の魅力的な登場人物たちの現実(リアル)が
ヒューが夢見る家、そして少女Liddelとクロスする…


ストーリーはいささか難解なので、手軽に読める漫画をお探しの方には向かないかもしれないが、
既に内田善美のファンの方にはこたえられない名作である。

[2010/11/24 18:02] | レビュー
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