ドール職人のドールライフと日常を綴る日々。
7月、何かのWEBニュースで新海誠監督作品の

「言の葉の庭」


が、追加上映されると聞いたので、
飛び跳ねる勢いで
関西の上映映画館を調べたら
兵庫の塚口で上映されるという。

なんだ、こないだのぼーずの英検会場の
最寄駅じゃないか。

丁度その日は自分の誕生日でもあり
病院で採血の日だったので、
映画館に上映時間を確認し
少し早めに家を出て途中で電車を乗り換えた。


高校生のタカオは靴職人を目指していて、
雨の日には新宿御苑の日本庭園で
過ごすのが習慣となっていた。

ある日
朝からビールとチョコレート片手に
同じ場所で出会った大人の女性・ユキノと
雨の日のたびに逢うようになり、
それにつれ、タカオは
「上手く歩けなくなっちゃったの」という
ユキノのためにたくさん歩きたくなるような
靴を作ろうとする…



新海さんの作品は、上手く語るのが
非常に難しい。

映画の8割を占める
雨の表現も千差万別に描かれていて、
とにかく
映画に出てくるありとあらゆるもの全てに
もれなく彼の光が確実に注がれている。

以前に「秒速5センチメートル」にも書いたんだけど
映し出されている人を含めた全てのものが
一番綺麗な姿で表現されている。
アニメーションと思えない位に
全体がだんだんバージョンアップされている。

まるでどれも見逃さないよ、
と言うように。

この作品には実に色んなパターンの
雨が降るのだが、
雨の一滴でさえも涙が出るくらい美しい。


しかしながらこれは
2人の恋愛物語では決してなく
恋愛に至るずっと後方の話。

独りでいて人恋しくても臆病さのあまり
誰にも寄り添うことが出来なくなってしまっている
監督曰く「弧悲」の物語である。


雨を避ける一角から
もしも一人だったら
私はいろいろあがいてみても
やっぱり出られないかもしれない。

実際今、自宅での仕事や地元での距離感で
それ以上先へは向かわない日々を過ごしている。
ドール業兼主婦兼ニートである。

でもそれだったら救いもなければ
癒しもないから
他の誰かの雨宿りが訪れるのである。

最後の主人公のつたなさ故のユキノへの
感情のぶつけ方
ユキノがやっと、自分の孤独
苦しさ、歩けなくなったことへの
焦燥感を打ち明けることが出来た場面には
涙が止まらなかった。


自分だって似たような生きづらさを
抱えている。
誰だって自分の夢と現実の壁について考える
ことはある。

誰だって、ザーザー振りの雨のように
泣きたくなる時がある。


この作品の冒頭にユキノがつぶやく万葉集の
言葉

雷神の 少し響みてさし曇り
雨も降らぬか 君を留めむ

(雨が降ればあなたを引き留めていられるのに)

に対し後半に歌の出所に気付いたタカオが
返歌をユキノに伝える。

雷神の 少し響みて降らずとも
我は留らむ 妹し留めば

(雨が降らなくてもあなたが望むなら
私はここに留まりますよ)

この作品は美しいけどなんとなく、
好き嫌いというか、
観る人を選ぶ性質の作品じゃないかと
思う所もある。

ただ、メインテーマ曲に大江千里君の
「Rain」のカバーが使用されているのは
嬉しかった。
そして、秦基博さんの歌とアレンジが
非常に美しかったのがうれしかった。
残念ながら別の大陸の雨を思いながら
カバーした槇原敬之バージョンでは
ぴったりこないからね。
秦さんのファルセットは非常に美しい
です。


そんなわけで
この映画を目にする多くの人が
誰かの心を震わせているということに気付かんことを
願っている。


誰かの土砂降りに
きっと寄り添う誰かが訪れんことを。


追記:同時上映の同監督作品
野村不動産スポンサードの
「だれかのまなざし」も秀逸である。
なんといっても猫の視線(CV.平野文)で語る温かさが
目に沁みる。




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[2013/07/30 22:43] | レビュー
|

大阪の名物で、いくら食べても飽きない位美味い物の代表選手が私の場合は「りくろーおじさんのチーズケーキ」である。
蓬莱の海鮮ちまきも大好きなんだけど、
蓬莱は兵庫の駅にもあるからね。

よく梅田の店で給料日なんかに買っては、
優しい売り子さんが試食でーす↑ってケーキを一かけくれて、
美味しい食べ方の話をしたものである。


軽くレンジでチンしてほわほわを楽しむのもよし、ひんやりしたものを紅茶とたしなんでもよし。
九州の実家へ帰る際に友達が、大阪を離れるのに心残りなのはりくろーおじさんとトンカツのKYKが食べられないことだと言ってたのは、気持ちがすんごく分かる。


明日は夫に買ってきてとお願いしている。
明日位はいいでしょうケーキ。えへへ。

いっぺん子供の視線を気にせず丸ごとまるかぶりで平らげてみたい。



[2013/07/24 18:56] | 日々雑感
|

お友達以外の受注が初めて来ましたよ。

またもや和服美女。

前回納品した司ちゃんが目に留まったご様子。

和風ジャンルをクリアしてて良かったなぁ。
可愛がってもらえるお嬢さんを頑張らせていただきます。

今度は恐らくメイクとボディ交換のみになる予定。
よっしゃ、
面白くなってきた。



[2013/07/21 23:53] | ドール
|
実は日曜日夜半からぐんぐん熱が上がりはじめて以降、寝たきりになっておりますν

ちょっと前から変な腰痛があったんだけども
多分筋トレのせいだと思って、我慢出来る程度だったから
スキップしてお芝居も観に行けたんだけど…


発熱しだしてあまりに身体がキツいから、
火曜日掛かり付けのお医者さんに診てもらったら 腎炎と咽頭炎ν
今は長時間持続のいい抗生剤があるから、とりあえず入院は免れた。

寝たきりになる前に出荷作業を済ませておいて良かった。
来週は早々に買い手が見つかったリサを出荷せにゃいかんのだけど、
まあいつもの宅配業者さんが自宅まで来てくれるから大丈夫だろう。


今はこれを書ける位なので、少しずつ楽になってきているかな?

「でもそろそろ寝たきりも飽きてきたわぁ」

終業式を終えて帰って来た息子に言うと

「そんな学校休んでる小学生みたいなこと言わないの!」

ちなみに今はぼーずが料理人である。
怒られてしもうた…ν

猫様はずっとひっついて看病モード全開だし家族に迷惑掛けてるから

早く治さないとなぁ。


[2013/07/19 14:26] | 日々雑感
|

なぜ男の子は
というか、なぜ我が子はあんなにも
笑いに飢えているのか。


うちのぼーずは笑いの沸点が非常に低い。
ちょっとしたことですぐ笑い転げる。

こないだも料理に使うためにベランダの
モロヘイヤを摘んで来たぼーずに何気なく

「ごくろーさん。

ぼーずよ、
うちのベランダから大阪の景色を
見てごらん。
見渡す限り、もろ平野(モロヘイヤ)。」

ぼーずは不意を突かれて悶絶し、

「くそおぉ、やられた!!」

と、腹筋プルプルさせて笑い転げた。

いや、私
いつもこんな事ばっかりやってるわけじゃ
ないですから。

いや、本当ですってば。


翌日帰宅したぼーずが

「お母さん、昨日の『もろ平野』
友達にめっちゃ受けたから。
グッジョブ!」

と、得意げにサムアップしながら
ダイニングに入ってきたときは

「…お前、
あたしを学校に行けなくする気かν」

初期化を石化と言い間違えたとか
這い寄る混沌(ワイルドアームズ)を
言い寄る混沌と言ってみたりとか、
ラギュ・オ・ラギュラ(同隠しボス)って
中尾彬と語感が似てるよねとか

とりあえず家で受けたネタがあったら
すぐ学校で披露しちゃうもんだから
すっかり

「おもしろいお母さん」

に、なりはてているし

先生の家庭訪問時にそのデカさで
驚愕させたうちの猫様はある種の
伝説になっている。

うちはいたってフツーの家庭なんだが
息子のおかげで拡大解釈されている
のではないかと思われる。

懇談かなんかで学校行った時に
ぷっ、て吹かれたらどうしようν

昨日は昨日で、お笑いサルになっている
息子たちがクラスで

『制服のポロシャツを後ろ前に着て
何分で気付かれるか』

という実験をしたらしい。
アフォかねキミ等はν

一番早い子で3分で、
平均で10分前後だったらしい。

うちのぼーずは真剣な顔で

「僕地味なんかなぁ…
2時間気付かれへんかった。

「……じゃアレか。
2時間も特撮の謎の怪人みたいに
首回りキッツキツで過ごしてたのか?

…お前、笑い取ることに我慢強いにも程が
あるんちゃう?
なんで別のとこでそれを発揮できひんねん!!」

「いや、そこはやっぱり
初志完結ってことで…」

「それは初志『貫徹』やν
勉強して出直してこい
ばかもん!!」

そこにぽぇがにやにやして

「しゅみ半ケツ…?」

「ぐはっ!!
ぽぇ!お前、
オイシイ所持っていきやがって
(爆笑悶絶中。)」

「こら!
論点ずれてるがな!!
この肛門期ブラザーズが!」


どいつもこいつも
快楽主義なところばっかり
私に似てしまってν

どうしたもんだか、
とほほ。


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[2013/07/17 13:46] | お笑いの日々
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