ドール職人のドールライフと日常を綴る日々。

最近グレゴリオ聖歌がなんか気に入って
スマホやパソコンで一人でいるときに聴いている。

人間の寿命はこんなにも短いのに、
どうして自分たちの生きている幅をはるかに超える
悠久を生きるものの存在に思いをはせるように
作られているのだろうという問いに答えるような
歌声。
人ひとりの命はたとえ短くても、
思いは積み重なってやがて大きな流れとなり
時を経て語り継がれてゆく。
伝承や文化を守る慣習や、宗教心には
永遠を思う概念が必要だからだと思う。
なにを後世に遺せることがあるだろうかと
顧みる心も。


さて。
私ら夫婦は昨年の夏にようやく
結婚写真を撮影した。

夫には和装を着せたかったのだが
本人の要望もあって洋装にした。

事前に衣装を選んだり
美容院で襟足や前髪を整えたりするのは
もう結婚してだいぶ経っていて
決して初々しくもないのに、
周りの方々の協力はそれでもあたたかく
とてもこそばゆい気持ちだった。

すとんとしたエンパイアラインのウェディングドレスと
ボリューム満載の紺のドレス。

「新郎様、新婦様」
とスタッフの方はお呼びになる。
撮影スタジオの方々はすべて女性である。
そして、こちらが自然な表情になるように
本当に体を張って笑顔で数時間に及ぶ撮影に
尽力してくれた。
こちらが心配になるほどに。
色んなポーズをとったり、小道具まで持ったり
私らも色んなポーズをとって結構ハードだった。
ドレスが無事にすんなり入ってよかったなぁ…
遅れてきた祝福ムードでの撮影に嬉し恥ずかし
な気分である。

おそらくめっさ緊張して脳の機能の一部分が
フリーズしていたであろう夫に

「は~い新郎様~
お顔が証明写真用になってますよ~!
もっとリラックスしてくださ~い!」

顔が証明写真笑。
まあ、支度は私のほうが圧倒的に時間が
かかるので仕方ないかな。
顔は初めてのつけまつげというのもあって
見事に化け物じみてましたよ。
ドールカスタムでは日常的に使ってるくせに。

「いいなぁ。
私まだその新着ドレス着てないんですよ~」

「えっ、これ新作やったの?
スタッフさんは背が高いし華奢だから、
きっと私よりもかなり似合うと思うよ~!」

なんて話をしてきゃらきゃら笑う。
やっぱりどうやったらすんなりと着せ替えが
手伝えるのかとかはそうやってお互いで
着せ替えっこしなきゃわからないだろうから。
きっと
未婚の女の子たちでドレスの着せあいっこの
検証をしているときは華やかでキラキラしている
んだろうな。
大変な職業だけど、
この仕事ならではの楽しみの一つかもしれない。

撮影終了後、パソコン画面で写真を選んで
おわり。
なんでバケモノみたいだと思ったメイクの顔でも
カメラを通したらそうでもなくなるのか今でも
不思議。
でも、もうちょっと若くに撮りたかったなぁ。
歴史改ざん教科書のような勢いで色々盛ったのに。

2週間後、我が家に写真が届き

最後の最後まで女性として一番きれいな時の
姿を飾ってほしいからと
息子にこの結婚写真の私の姿を遺影に使うように
よくよく言っておいた。
オマエ、しおしおのぱーになった私の写真なんか使ったら
化けて出るかもしれないぞ?と。
ぼーずはともかく下のぽぇは聞き入れてくれるに
違いない。
友人は宝塚大劇場にある衣装スタジオで撮った
男役に扮した自分の写真をそれに選んだらしい。
すごい素敵やけど原型とどめてないがなν

息子たちの七五三写真はちゃんと撮影したのに
自分たちの分がすっかり後回しになったんだが
まあまだ二人とも元気なうちに撮っておけてよかった。
どう書いたものかと
記事にするのに1年かかったけど、
とりあえず遺せてよかった。

ブログはこういう文章にする前に
私にたんまり考える時間を与えてくれるから
有り難い。
オンタイムで流れてゆくSNSとは真逆を行ってる
わけだが、ウェブに残すのならこれくらいが
ちょうどいい。

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さて。
私ら夫婦は昨年の夏にようやく
結婚写真を撮影した。

夫には和装を着せたかったのだが
本人の要望もあって洋装にした。

事前に衣装を選んだり
美容院で襟足や前髪を整えたりするのは
もう結婚してだいぶ経っていて
決して初々しくもないのに、
周りの方々の協力はそれでもあたたかく
とてもこそばゆい気持ちだった。

すとんとしたエンパイアラインのウェディングドレスと
ボリューム満載の紺のドレス。

「新郎様、新婦様」
とスタッフの方はお呼びになる。
撮影スタジオの方々はすべて女性である。
そして、こちらが自然な表情になるように
本当に体を張って笑顔で数時間に及ぶ撮影に
尽力してくれた。
こちらが心配になるほどに。
色んなポーズをとったり、小道具まで持ったり
私らも色んなポーズをとって結構ハードだった。
ドレスが無事にすんなり入ってよかったなぁ…
遅れてきた祝福ムードでの撮影に嬉し恥ずかし
な気分である。

おそらくめっさ緊張して脳の機能の一部分が
フリーズしていたであろう夫に

「は~い新郎様~
お顔が証明写真用になってますよ~!
もっとリラックスしてくださ~い!」

顔が証明写真笑。
まあ、支度は私のほうが圧倒的に時間が
かかるので仕方ないかな。
顔は初めてのつけまつげというのもあって
見事に化け物じみてましたよ。
ドールカスタムでは日常的に使ってるくせに。

「いいなぁ。
私まだその新着ドレス着てないんですよ~」

「えっ、これ新作やったの?
スタッフさんは背が高いし華奢だから、
きっと私よりもかなり似合うと思うよ~!」

なんて話をしてきゃらきゃら笑う。
やっぱりどうやったらすんなりと着せ替えが
手伝えるのかとかはそうやってお互いで
着せ替えっこしなきゃわからないだろうから。
きっと
未婚の女の子たちでドレスの着せあいっこの
検証をしているときは華やかでキラキラしている
んだろうな。
大変な職業だけど、
この仕事ならではの楽しみの一つかもしれない。

撮影終了後、パソコン画面で写真を選んで
おわり。
なんでバケモノみたいだと思ったメイクの顔でも
カメラを通したらそうでもなくなるのか今でも
不思議。
でも、もうちょっと若くに撮りたかったなぁ。
歴史改ざん教科書のような勢いで色々盛ったのに。

2週間後、我が家に写真が届き

最後の最後まで女性として一番きれいな時の
姿を飾ってほしいからと
息子にこの結婚写真の私の姿を遺影に使うように
よくよく言っておいた。
オマエ、しおしおのぱーになった私の写真なんか使ったら
化けて出るかもしれないぞ?と。
ぼーずはともかく下のぽぇは聞き入れてくれるに
違いない。
友人は宝塚大劇場にある衣装スタジオで撮った
男役に扮した自分の写真をそれに選んだらしい。
すごい素敵やけど原型とどめてないがなν

息子たちの七五三写真はちゃんと撮影したのに
自分たちの分がすっかり後回しになったんだが
まあまだ二人とも元気なうちに撮っておけてよかった。
どう書いたものかと
記事にするのに1年かかったけど、
とりあえず遺せてよかった。

ブログはこういう文章にする前に
私にたんまり考える時間を与えてくれるから
有り難い。
オンタイムで流れてゆくSNSとは真逆を行ってる
わけだが、ウェブに残すのならこれくらいが
ちょうどいい。

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[2016/06/09 15:52] | 日々雑感
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