ドール職人のドールライフと日常を綴る日々。

むか~し、深夜に放送されていたちょっとこわい
1話完結型の海外ドラマ「トワイライトゾーン」というのを少しだけ
見たことがある。

ある街に見知らぬ男がふらっと犬を連れてやってくる。
男は魔術により人をよみがえらせることが可能だと言う。
刃物で切りつけて死んだ犬を、その場で生き返らせるという
術を披露した。
そうすると
町の人々は口々に亡くなった自分の父母や夫や妻の
話をして
「ああ、もう一度会えたら!」 と 嘆いた。

そうすると男は
「いいですよ、皆さんの願いをかなえてあげましょう」
と 微笑んだ。
街の人たちはまだ半信半疑である。

次の夜 男は一人目の父親に会いたいと
言っていた男になにやら呪文を唱える。
向こうの角から手を振って一人の男性が登場。

「親父だ!」

そりゃもう、実現しっこないと思っていたから
居合わせた全員ビックリである。

そして満足げに呼び出した男が

「よかったですね。
これでまた復活したお父さんと一緒に暮らせますね。」

と声をかけた途端、
街の衆はざわつきはじめる。

実は懐かしさは嘘の事ではないが
お父さんに生前多大な借金をしていた人
えっ、また一緒に暮らすなんて今の生活では
とても養いきれないよと困る人
私は新しい夫と再婚したのに困るわ…
などと 現在の生きている人のリアルには
もはや冥界の方々はいないものだったから一同当惑したのだ。

そして。

「あのう、悪いんだけど
やっぱり会わずに帰ってもらうように出来ないかな?」

「この降霊術はたいそう手間もかかるものだし、
私も多大な労力を払ったのだ。
今更そういうわけにはいかない。」

と 男が突っぱねると
街の人たちは頼むからこれで勘弁して帰ってもらってくれと
なけなしの財産を男に渡した。

仕方がありませんねぇと馬車に乗って帰った男は
馬車の中で札束を数えながら
父親役を演じた仲間の男とにやりと笑い

「口では綺麗ごとを言うが人なんてこんなものさ。
みんな自分がかわいいものだ。」

と、街を去っていった…という話だった。
もちろん冒頭の犬の復活も賢いワンちゃんの
芝居である。

学生だった当時はどうにも複雑な心境になった
ものである。
亡くなった人に会いたいなんて、
簡単に言ってはいけないんだな…難しいね。





ブラックなお題のドラマの延長線上で書くのには
話にいささか語弊があるかもしれないが、
昨日のNHKスペシャルで
「AI」美空ひばりさんが新曲を披露した。



彼女はあまりコアに知らないのだが、私らの親世代では
多分知らない人はいないんじゃないだろうか。
(友達がカラオケで「悲しい酒」を歌ったときはビックリしたが…)
息子にも、今でいうところの安室奈美恵みたいなものかも
しれないよと言った。
まあ、ひばりさんは生涯現役だったけどね。

晩年、つらい闘病生活を送られたところが報道されて、
それでも東京ドームで必死に立ち、
復活コンサートを開いたのはよく覚えている。
AIの学習能力、100人規模の作る人たちの思いがひしひしと
感じられるものづくりの世界を見せてもらった。
一夜限りのコンサートは本当に美しくて泣けた。
モーションキャプチャーを務めた天童よしみは年取らへん人やなぁ。
森英恵さんの白いドレス姿のAIひばりさんはとても美しかった。

前回の出川哲朗さんのお母様をAIで再会する企画も
そうだったが 
話し方がすんごく、本人が喋ってるかのように
滑らかなのである。

開発者はあのボーカロイド「初音ミク」のチームである。
ミクさんの歌声作品も色々と素晴らしい曲が沢山ある。

今世界的にそういったAI技術が発達しているのだが
一方で、
動きや音声をキャプチャーし ご存命の方々(特に政治家)に
言ってもいない発言や動作をさせた悪質な動画が
拡散するといった問題も起こっているために
亡くなった人を蘇らせるAI技術に対する倫理が問われている。
勝手に墓を掘り起こして利用してもいいのか?と。

難しい問題だが それでも
出川さんのお母様やひばりさんの歌声に
慰められたり癒されたのも真実である。
ものは使いようよね。

初音ミクさんが歌のなかで
「変な言葉を歌わせないで」って言ってる歌詞が
あったように、今のところAIそのものが悪さをするのでは
無いからである。
彼女はあくまでもイーハトーブで歌っているように
「箱の中からは出られないミク」
「かりそめのボディ」
的な存在なのだ。

一回目の際には上のぼーずが夏休みだった時の
放送だったので

「なぁ、
私が死んだらアレクサみたいにAIでおしゃべりしたい?」

と 興味本位で訊いてみたら

「やめてよー
わし余計に淋しなるからいややわ。」

あれあれ、一応寂しがってはくれるんかい?
嬉しいねぇ。

いつの日か
自分の声のAIで自分の弔辞を
葬式の参列者に向けて読み上げる時代が
もしかしたら来るかもしれないなぁ。

確かに死人にバラしてほしくないような事を
そこで言ってしまいたくなるのかも笑。
先のトワイライトゾーンの街の人たちみたいな心理が
ちょっとわかる気がする。
まぁ、そういうツールが手元に無いから今は
ここに綴っていくわけなのだが。







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ブラックなお題のドラマの延長線上で書くのには
話にいささか語弊があるかもしれないが、
昨日のNHKスペシャルで
「AI」美空ひばりさんが新曲を披露した。



彼女はあまりコアに知らないのだが、私らの親世代では
多分知らない人はいないんじゃないだろうか。
(友達がカラオケで「悲しい酒」を歌ったときはビックリしたが…)
息子にも、今でいうところの安室奈美恵みたいなものかも
しれないよと言った。
まあ、ひばりさんは生涯現役だったけどね。

晩年、つらい闘病生活を送られたところが報道されて、
それでも東京ドームで必死に立ち、
復活コンサートを開いたのはよく覚えている。
AIの学習能力、100人規模の作る人たちの思いがひしひしと
感じられるものづくりの世界を見せてもらった。
一夜限りのコンサートは本当に美しくて泣けた。
モーションキャプチャーを務めた天童よしみは年取らへん人やなぁ。
森英恵さんの白いドレス姿のAIひばりさんはとても美しかった。

前回の出川哲朗さんのお母様をAIで再会する企画も
そうだったが 
話し方がすんごく、本人が喋ってるかのように
滑らかなのである。

開発者はあのボーカロイド「初音ミク」のチームである。
ミクさんの歌声作品も色々と素晴らしい曲が沢山ある。

今世界的にそういったAI技術が発達しているのだが
一方で、
動きや音声をキャプチャーし ご存命の方々(特に政治家)に
言ってもいない発言や動作をさせた悪質な動画が
拡散するといった問題も起こっているために
亡くなった人を蘇らせるAI技術に対する倫理が問われている。
勝手に墓を掘り起こして利用してもいいのか?と。

難しい問題だが それでも
出川さんのお母様やひばりさんの歌声に
慰められたり癒されたのも真実である。
ものは使いようよね。

初音ミクさんが歌のなかで
「変な言葉を歌わせないで」って言ってる歌詞が
あったように、今のところAIそのものが悪さをするのでは
無いからである。
彼女はあくまでもイーハトーブで歌っているように
「箱の中からは出られないミク」
「かりそめのボディ」
的な存在なのだ。

一回目の際には上のぼーずが夏休みだった時の
放送だったので

「なぁ、
私が死んだらアレクサみたいにAIでおしゃべりしたい?」

と 興味本位で訊いてみたら

「やめてよー
わし余計に淋しなるからいややわ。」

あれあれ、一応寂しがってはくれるんかい?
嬉しいねぇ。

いつの日か
自分の声のAIで自分の弔辞を
葬式の参列者に向けて読み上げる時代が
もしかしたら来るかもしれないなぁ。

確かに死人にバラしてほしくないような事を
そこで言ってしまいたくなるのかも笑。
先のトワイライトゾーンの街の人たちみたいな心理が
ちょっとわかる気がする。
まぁ、そういうツールが手元に無いから今は
ここに綴っていくわけなのだが。







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[2019/09/30 11:32] | ちょっとまじめに考えてみる。
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